易を占術に取り入れる上で、僕にとって最もハードルが高かったのが、“希望を見出す余地のない”占断結果が非常に多い点😓
この点については、占いを通して、未来への活路を見出してほしいというマイコンセプトに、真っ向から急ブレーキをかけてくるのです💦💦
例えば、”「地天泰(ちてんたい)」の上爻”が出た場合…

シンプルに、地天泰(ちてんたい)を、初爻から上爻まである6種類のうちの”上爻”として、その意味を読み解く場合、
“運気衰運で、落ちぶれ、潰れ、崩れ去るとき。統制が取れない状況。恋愛はうまくいかず、結婚は凶、望みごとは叶わず、試験は実力不足で不合格”
という結果に💦
夢も希望も、全く見出す余地がないのが、この占断方法をとった場合の特徴なのです😓
裏を返せば、ハッキリと、ダメなものはダメと出るのが、ある意味、易の最大の良さではあるのですが、僕の占術スタイル的には、
「じゃあ、どうすれば良いの?」
が示せない時点で、この占断結果のままでは不満足💦
同じような悩みを抱えている方がいるなら、「之卦(のか)」という手法がオススメです🌟
やり方は、極めて簡単で、立てた卦(メインの占断結果となる「本卦(ほんか)」)に対して、得た爻の部分の陰陽を反転させて得た卦が、「之卦」になります。
本卦が、現在の状況や運勢を示すのに対し、之卦は、それが今後どのように変化していくのかを示します。
先の事例の場合は、下記のとおりの解釈になります。

まず、本卦の「地天泰(ちてんたい)」について、一般的な意味合いからその解釈をとり、”物事は順調に運ぶ運気”と読み解きます。
次に、今後の見通しとしての「山天大畜(さんてんたいちく)」についても、その一般的な意味合いから解釈を得て、”腰を据えてじっくり取り組みが必要な状況になる”という意味で捉えます。
以上の観点から、
“地道な努力を怠り、現状に甘んじていると、危機的な状況へのカウントダウンが進むので、油断や慢心を抱くことなく、未来への備えをしていきましょう”
というメッセージになってくるわけです。
八方塞がりな意味にしかならなかった、最初の占断と比べると、未来に向けた”メッセージ性”が高まっているのが、この之卦をとる魅力です☺️
ライバー配信を通して、幾種類かの易の占断方法を試みているのですが、この本卦・之卦の組み合わせが、一番しっくりきているこの頃🤔
易のシュールな占断結果にアレルギーのある方も、ぜひ一度、本卦・之卦が織りなすストーリー性からメッセージを読み解くこの手法、試してみてはいかがでしょうか❓