最近、よく、
「啓心(けいしん)という名前には、どんな意味があるんですか?」
と聞かれることがあるので、今日は、参考までに、どのようにして決めたのかをお伝えしたいなと。
まず、名前を考えるとき、一般には、漢字の「画数」を考えることが多いと思いますが、僕の場合、全く異なるアプローチで決めています。
まず、最初に目を向ける観点は、一音一音の「音霊(おとだま)」について。
名前を構成する音には、その一音一音に意味があり、5つに大別されるエネルギー属性があります。
そのため、一音一音が、自身の果たす使命に見合うあるものになっているのか?という視点と、音のエネルギーバランスが整っているのかの観点から、最初に、音の洗い出しを行いました。
使いたかった音の候補としては、元々の僕の本名である、「け」「い」。
これらは、それぞれ、「社交的で面倒見が良い」側面と、「今を活き活きと生きる」力が宿っており、いずれも、エネルギー属性的には、”直感行動型”に属しています。
この音自体は、そのまま生かしつつ、「し」の「問題ごとの適切な落としどころがわかる」力と、「ん」の「自分の才能を使って誰かの助けになる」要素をブレンド。
この2文字は、”論理行動型”に属しているため、4文字全てが「行動型」の要素を持ちつつ、直感と論理思考をほどよく併せ持つ構成でまとめあげています。
加えて、それぞれの音には、肉体の主要な7部分のうち1つ(俗に言うチャクラ)に働きかける「色霊(いろたま)」が宿っており、「け」は丹田に働きかけ、自分への自信を深めるオレンジ色、「い」は胃に働きかけ、自身のエネルギー循環を良くして、溢れ出るエネルギーをもって、相手に元気を分け与える黄色が宿っています。
そこに、「し」と「ん」が持つ、喉を活性化させ、コミュニケーション力を高めるスカイブルーを加えることで、わかりやすい言葉で表現して伝えることに補正を与えています。
また、名前の音の構成は、使命の在り方を決定づけます。
4文字の場合、
3文字目(自分の幸福感)により、相手の抱える問題を解決してあげることが心のエネルギーチャージに繋がり、
1文字目(相手に与える影響力)により、相手の成長に必要な言葉を授けることを強みとし、
2文字目と4文字目(社会で果たす使命)から、相手に生きる活力を与え、次のステージに導くことを使命として結んでいます。
こうした音の意味付けの部分を整えるとともに、名前の一音一音には、さらに、「数霊(かずたま)」という要素を勘案する必要があります。
これは、生き方のベースラインを決定付けるもので、「け(9)」、「い(5)」、「し(15)」、「ん(1)」は、合計すると、「30」になり、十の位と一の位を足して、「3」の数霊を宿します。
「3」が意味するのは、独自の世界観を持ち、軽快に動く力と、損得勘定に基づく合理的思考能力。
構成要素の「3」「0」も、合理的な思考で状況に合わせた動きを可能にするものとなっており、「成果に見合う実益を出すこと」にフォーカスを当てています。
というのも、僕の本名の数霊には、「1」の専門性を高めてプロフェッショナルを目指す力が宿っているのですが、その成功へのプロセスは、
「3」(成果と実益を秤にかけて、利益が出るものにする)、
「9」(こだわりの価値観を形成)、
「7」(慎重な選び抜いたやり方で完遂)
の順番で取り組む必要がある中にあって、ホロスコープ上では、僕の損得勘定能力の補正は、10個の星のうち、1つしか支援がなく、ウィークポイントになっているのです。
そこで、ビジネスネームの数霊は、損得勘定に秀でた「3」が来るように整えて、成功に向けた最初の難関、実益を出すことに補正を加えたわけです。
最後に、名前の使命が向かうべき方向性に当たる、「形霊(かただま)」としての漢字には、「心を啓(ひら)く」と当てて、ここに、「啓心(けいしん)」という名前が仕上がったわけです。
「あれっ?画数は考慮していないの?」
と、思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実は、考慮していません。
占術において一番大切なことは、不幸フラグを立てることではなく、幸運フラグを立てること。
名前の話で言うならば、自身の名前が大好きで、誇りを持てることが、一番大切なことなのです。
その意味で、既存の画数を用いた姓名判断は、「凶」の要素を避けるために、画数に見合う漢字を探す傾向にありますが、「凶」という要素が一つでも入って、不幸フラグを意識したり、お気に入りの漢字を泣く泣く諦めてしまうことを、僕は支持していません。
そもそも、名前の音の構成要素には、「凶」の要素などなく、荒御魂(あらみたま)と和御霊(にぎみたま)のごとく、表と裏があるだけ。
例えば、「し」の音を纏(まと)うなら、「鎮めてほしい問題ごと」を抱えた人が寄ってくることに、真摯に向き合わねばならなくなるのですが、それができなければ、「死」(=何もする気のおきない無気力状態)に陥るリスクを負うことになります。
漢字の1文字1文字にも、日本語の一音一音の響き同様、歴史的に積み上げられてきた素晴らしい意味を持つ一方で、その意味付けにも、表と裏があるに過ぎません。
一つの音を纏うことが、一つの使命を負うことに繋がるように、一つの漢字を纏うことは、一つの使命の方向性を抱くことに通じます。
その覚悟があるならば、どんな音の構成になろうとも、そこにどんな漢字を当てようとも、名前負けしない道を歩むことができるものなのです。
そんなコンセプトに基づき、僕の今のビジネスネームは、その一音一音に宿す、「音霊(おとだま)」、「色霊(いろたま)」、「数霊(かずたま)」を勘案し、それに見合う「形霊(かただま)」を当てて、名前という「言霊(ことだま)」の象意を調律し、決定づける手法を取ったわけです。
このように、名前の持つ意味を考える場合には、とかく、漢字の字画に引っ張られがちですが、本来、名前には、一音一音からなる象徴的な意味付けがあり、様々な要素が組み合わさって、仕上がっているものなのです。
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